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2002年9月6日

音楽ジャーナリスト:池田卓生の今日の音楽日記
ご案内

 8月29日 ( 池田卓生の伝言板

 メンデルスゾーンの「朝の挨拶」( 2002年8月29日 )。ドイツ歌曲の詩には「仮想現実(バーチャルリアリティー)としての恋愛、恋愛への憧れが多く、生々しさよりは蜃気楼のような幻影を感じさせる」と、作詞家で小説家の松本隆さんが漏らした。今日は幡ヶ谷のスタジオ「アスピア」で、松本訳日本語版「美しい水車屋の娘」(シューベルト)の試演会。テノールの羽山晃生、ピアノのみどりオルトナーに松本父娘、評論家で企画の仲介役の岡本稔さんらが集まった。羽山のリリックな持ち味、最初の力みが消えてからは心に響き、素晴らしかった。曲を知り尽くしたオルトナーのピアノも繊細な味わいに富んでいる。松本さんの推敲も重ねながら、個性的な音楽に練り上げて行きたい。夜は表参道の美容室「カキモトアームズ」でカット、パーマなど。その後は池袋の「雑草庵」で歯医者Nと飲み、止まらなくなってハシゴして深夜帰宅。この悪のスパイラルを断つのが秋からの課題。




 今日の音楽

 モーツァルトの「フィガロの結婚」で、メゾ・ソプラノが演じる美少年ケルビーノが歌う「恋とはこんなものかしら」です。
 フレデリカ・フォン・シュターデの美声によるこのアリアは、忘れることができません。

☆今流れている曲のアドレスは以下と通りです。音楽付きメール等にお使いください。
http://beethoven.op106.com/M20001201_091256/M20020905_222759.mid

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